自称 こんてすたー JA9DOF
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2025年11月3日 JA9HFコンテスト時のトラブルと事後の調査対応内容

1.9MHz、3.5MHzはCV-48を使っており、整合用にNFG-230を使用している。
NFG-230の駆動はJST-135をNFG-230のコントロール専用で使っている。
JST-135はキークリックがひどい他、スプリアス基準にも不適合で、交信には使っていない。
NFG-230は整合インピーダンス範囲が広く、送信リグ(TS590SG)の関係で本来はAT300を
使うべきであるが使わずに、遊ばせてある。
20年以上前から、ATUが反応しない日と動く日が、不規則に発生していた。
動かない日は1.8MHzと3.5MHzが全滅となる。
今回はNFG−230が動作しないタイミングは、SWR6以上であった。
コンテスト中に動作したタイミングもあったが15分程度であった。
コンテスト中は雨がひどかったこともあり、終了後の夕方、柱上に上り確認した。
調査、対応の主な目論見はATU内への浸水を想定
先ず、カバーを開いた結果、蜘蛛さんが巣を作り、たてこもっていた。
一方、ATUケース内に侵入水はみられなかった。
35年間も使っているがタイト材1本で、止水確保していることは素晴らしいと思った。
ただし、業務での知見もあり、見た目は同じであるがシリコンゴムに取り替えてある。
昨年も動作不良があり、コントロールケーブルの接続箇所から侵入水と判定し
接続部分のシールテープ補修で解決したと考えていた。

次に、コントロールケーブルの黒色ケーブルのビス止め部分が抜けそうであった。
白色もビスが緩んでいた。
両方の線を止めているビスをギンギンに締め込んでカバーをもとに戻した。
シャックに戻って動作を確認したら、安定したチューニング動作が確認された。

   
黒線が浮いていた。白線もやや浮いていた。      ATUケース内に水滴は見られなかった。



2010年12月末
強風で遂に落下(修理パーツは発注済み)



20081229までのCV−48修理(最新)状況
1.SWRの悪化について
残念ながら後記20061028の対応では接触不良が解消されなかった。
結論として接触不良はコイルボックスの中のビスがゆるんでいたためであった。
コイルボックスをばらしてコイルを止めているビスをギンギンに締め付けした。
購入後5年くらいから発生していた原因不明のSWR悪化が解消された。

2.キャパシティエレメントの脱落について
・初期モデル?(1990年頃購入)はキャパシティエレメントを上下から別の円盤で押さえていた
円盤が割れて押さえが利かなくなり、脱落しやすくなっていた。

・割れた円盤に代えて補修用のキャパシティハット固定パーツを取り寄せた。
こんな簡単なパーツが4500円もした。手作りなのだろうか。
従来のツーピースからワンピースとなり円盤の割れは無くなった。

しかし1年以内にやはりエレメントが脱落した。
落下の一因として、抜け落ち防止のためのビスが下から止めてあり
エレメント抜け防止効果について効果が無かったのでは無いかと考えた。
対策として止めビスを上から打つようにした。
ここでの結果はやはりエレメントは3本とも抜け落ちた。

・・・なお、この段階で以下経緯により、エレメントは最終的にSUSのむく材に取り替えた。
たしか、購入時はアルミのむく材であったが、鳥の重みでエレメントが曲がってしまった。
その後、アルミのパイプにしたが軽量化はできても、耐変形性はさらに悪化した。

今回20081229での最終対応はSUS棒製エレメント先端から5mmくらいの部位にサンダーで平面帯溝を切った。
ビスが溝に向かって止まり、抜け防止とした。
これなら多少ビスが緩んでも溝で引っかかり抜け落ちないと思っている。
・・・結果は2−3年後に判明すると思う。



20061028 以下CV−48の修理
当局では標準のボトムローディングコイルを使わずに
トップに1m程度の追加エレメントを取り付けしています。
症状−天気の良い日にSWRが極端に大きくなる
3.5MHzに共振していない


容量環と垂直エレメント間が電気的に浮いている
止めビスは下から打ってあり、抜け防止効果が低い。
接着材を併用して抜け防止効果を高めた。

2018.09追記
コイルとキャパシティハットの間で折損が2回発生している。
アルミパイプの径が細く、唯一、残った機械的弱点かと考えます。
ローカルの腕の良い旋盤所有者に削ってもらった
特寸径のステンレス丸パイプに交換している。
ステンレスパイプは2本作ったが、コイル交換の際に捨ててしまい
現状のものは残った予備の1本です。


  
        エレメントとキャパシタンスが電気的に接触不良        ビスで接合し、電気的に導通させる

 
トップの追加エレメントを約5cm短くした。
共振周波数を10KHzアップ(=3500KHz)をねらった。

結果−実際には3倍(30KHz)も上がってしまった。
現状の3490KHzが3520KHzになった。
理由考察−ローディングコイルが無い場合(フルサイズDP)とか
仮に有っても給電点側での計算をしてしまった。


修理後のCV−48改



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