1.しちごさん(七五三) | |
初日の神社での奉納獅子と最終日の獅子殺しで舞われます。最もおめでたい獅子舞です。七五三のあとは必ずやっさが舞われます。 神社での奉納前に長久寺さんでの挨拶でも舞います。 |
2.やっさ、やっさお(弥栄) | |
最も一般的に舞われます。獅子舞の基本型とされ、天狗の子は一番最初に習います。 奉納獅子と獅子殺しでは七五三のあとに舞います。 「ひ」とセットでも舞われます。 また、獅子殺しの最後に全員で舞います。 |
3.ろくしゃく(六尺) | |
定番の型のなかで最も難度の高い種目です。 上手に六尺棒を回すと拍手が起こります。 |
4.ひとつ(一足) | |
やっさと並んでどこの連中にもある定番の獅子舞です。 天狗の子の動きはやっさと比べ、優雅な感じです。 |
5.きりこ | |
天狗の子は初年に舞います。かわいさの中に元気の感じられる獅子です。 |
6.みっつ(三つ) | |
ふたつ、ひとつ、ばいがえしをつなげて舞います。途中で曲が変わるので気がつきます。 獅子方内の連携(舞う方と囃す方の連携)はどのようにして区別をつけているんでしょうか・・・・・・ |
7.ばいがえし(倍返し) | |
天狗の子は背中に剣をかつぐ部分があるので区分けがつきました。 左の写真では天狗の子と獅子の足が良くそろっています。 |
8.なぎなた(長刀) | |
ろくしゃくが激しい動きで男性的なのに比べなぎなたは女性的で優雅です。 |
9.もち(餅) | |
いつ頃から導入されたかはわかりませんが、舞の中で餅が蒔かれるため超人気の種目にのし上がりました。花笠をかぶった天狗の子が二人と杵を持った天狗が舞います。 |
10.げんこ、げんばやし | |
青年団のメンバーの家とか獅子方恩顧の家で舞います。非常にハードなため前半と後半で頭を交代して舞うこともあります。 |
11.かさ(傘) | |
剣に代えて右手に傘を持って舞います。獅子は傘の影に左手に持った短剣を見るや、一瞬後ずさりします。 |
12.よめはん(嫁はん) | |
| 結婚があった家のしょうだい(招待)で舞います。唯一、余興的色彩が強い舞です。ひょっとこ(火男)と天狗は獅子に千両箱や鯛のはべん(鯛蒲鉾)を差し出しますが獅子は拒否し、およめさんの酒が呑みたいと要求します。お嫁さんはひょっとこに付きそわれ、一升瓶を携えて獅子方の中に姿を没して行きます。さて、その後はどうなるんでしょうか。 |
13.ふたつ(二足) | |
一番簡単(覚えやすい)舞ですが新入の天狗の子はやっさの次に教わります。 |
14.はなの御礼 | |
ひょっとこも天狗もなしで獅子だけで舞います。獅子頭の腕の見せどころです。口上も洗練されており見どころ、聞きどころです。 「はなのお礼」のあとはセットで「ひ」が舞われます。 |
15.ひ(火) | |
照明が消され、剣に代え両手にたいまつを持って舞います。天狗と獅子の顔が火に照らしだされ幻想的な雰囲気を作りだします。 火の後には必ず、「やっさお」が舞われます。 |
16.酒 | |
ひょっとこが酒を飲んでうたた寝をしています。 そこに獅子が現れ、残りの酒を全部、飲んでしまいます。 獅子も酔っ払ってしまいやはり、うたた寝をします。 目を覚ましたひょっとこは獅子に酒が全部飲まれてしまったことを知ります。 獅子に対して抗議しますが最後はどうなるんでしょうか。 獅子を甘く見てはいけませんよ! |
17.ししころし(獅子殺し) | |
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フィナーレを飾るにふさわしい舞です。 獅子殺し全体では、一般演目(15〜16)が1時間 獅子殺し(本体)は1時間くらいを標準時間としていますが近年、若干短くなることがあります。 獅子殺し(本体)のストーリーは基本型は全く変わっていませんが細かいところ、特に獅子の殺し方(方法)は毎年入れ替わっているようです。 過去にはひょっとこが獅子に酒を飲ませて取られた剣を奪い返すなど、知恵と勇猛さで獅子退治をしています。 |