DP−8010修理記 2011.01.01
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音飛びを修理(10年くらい前)
1.CDの再生時に音飛びあるいは同じ部分で繰り返したりする状況が徐々に発生するようになっていました。
2.CDのピックアップ部が移動する際に習動部位の棒状のレールにグリスのようなものが固着していました。
  グリスアップした状態で出荷されているようです。
3.固着した汚れをCRCで溶かしてふき取りました。
4.CD再生時の音飛びは発生しなくなり、修理が完了しました。

「ピックアップ不良、音質劣化を修理(2011.01.01)
1.数年前からCDの再生音が悪化しているように感じていました。
2.最近、特にブツッ、バツッ音がひどくなっていました。
3.特にパソコンで作ったCD−Rの再生時に発生することが多いと感じていました。場合によってはCD-Rを認識しないケースも発生しました。
4.クリーニングCDでレンズを掃除すると、心持ち良くなりますが、ほとんどは対象のCDに依存しているようで、効果は限定的でした。
5.当初は市販の音楽CDとかクリーニング用CDの再生においては比較的に状態が良かったのですが、それもだんだん悪化して行きました。
6.ついにCD-Rは入れてもCDとして認識しなくなりました。

本日の修理結果(2011.01.01 18:00-22:00)
1.上ふたを外してピックアップレンズ近くのVRをまわして調整を試みましたがCDの認識状態は変化しませんでした。
2.CD-Rは認識せず、クリーニングCDは認識はするものの再生音に時々ブツッ、バツッ音が混入し改善しませんでした。・・・泣き

     VRをまわすのに使用したドライバー

3.VRの付近の基板上にチップタイプの10V3μFの電解コンデンサ(と思う)があり怪しい
    ・・・容量抜けでは無いかと考えパーツ箱の中から10μくらいの電解コンデンサを準備しました。
4.裏蓋を外して外基板側のカードコネクターを外して、レーザー基板のチップコンデンサにパラってコンデンサを半田付けしました。


     現状のコンデンサは基板上のチップタイプ
     追加した部品は従来タイプの電解コンデンサ
     
5.裏蓋以外を復帰して、先ほど作ったばかりのCD-R挿入すると、なんと認識するようになりました。・・・GOOD
6.再生音についてもバサツクこと無く再生しました。
7.ただし、以前に作ったCD−R(今は傷だらけ)は認識するものの、音のバサツキがひどい。
  再生する曲にもよるので傷のせいと考える。
8.レーザー基板のVRを45°くらい反時計方向に回して再生する。・・・もっとひどいバサツキ発生
9.元の位置(マジックでマークしておいた)から時計方向に45°くらいまわして再生するとバサツキが消えた。・・・VERY GOOD


    傷の付いたCDの状況

おさらい
1.CDを認識しなくなる原因はレーザー基盤上のチップコンデンサの容量抜けと思われる。
2.再生時のブツッ、バツッ音も原因は容量抜けと思う。
3.傷の多いCD-Rの再生音のバサツキはレーザー基板のVRの調整で解決した。
4.音飛びも防止する目的で、レール上には新しくグリス(リチューム石鹸入り)を塗布した。(この処置が正しいか否かは不明)・・・将来、音飛びが出たら清掃が必要

お断り
1.小生は素人でDP−8010の回路図も持っていないし、回路の動作も判っていないので結果についてはまったく保障できません。自己責任にて修理をお願いします。
2.この故障はメーカーでのピックアップ交換で解決するようですが20K円程度かかるようです。当方の場合は手持ちのコンデンサ1個だけでした。
3.今の所、良好に動作しているのでオークションで落としたサブ機(DP−8010で同じ症状)も同様に修理したいと思っています。
4.音飛び改善の手法としてレール上の汚れを除去する方法は、他のHPにすでに掲載されており今回の修理の参考とさせていただきました。


追伸
5.昨日(2011.01.05)サブ機のDP-8010も上記のような症状が発生しており、同様な修理をしました。
  こちらもコンデンサを追加するとCDを認識するようになりました。
  コンデンサを取り付け後に半個VRを反時計方向に回すとCDを認識しないところまで状況が悪化しました。
  次に、VRを時計方向に回すとCDの認識をするようになりました。
  同時に傷の多いCD−Rもノイズ無しで再生しました。CDを取り込んだ瞬間に認識を完了するようになりました。
6.最近(2016.11)2号機の再生音がバサツクようになった。上記の半固定VRを触って解決した。コンデンサの付加はしなくても良いのかもしれない。