若松家
1階平面図
2階平面図
立面図
立面図
断面図
矩形図(手描きしたものです)

正面向って右半分が残った土蔵造りの建物で、下屋部分は陸屋根構造に改造されている。

今回の修理で下屋の復原を行い、外壁の黒漆喰仕上げをし、妻面はササラ子下見板張りにする。

















この建物は、間口3間で正面左側に通り土間を持つ形式になっているが、以前は左側に3間広い間口になっていた。構造の痕跡より1,2階の梁が切断されていたり、2階の窓の位置がやや中心よりも左に寄っているのがわかる。
建物の特徴としては、主屋の1階中庭部分に正面と同じ防火壁のレンガ積みや防火戸レールおよび鴨居の痕跡があった。
竣工年:2003年
施工:島崎工務店
2005年平凡社「別冊太陽」に掲載