5月13日頃からWindows 7/8.1が勝手にWindows10にアップグレードされる現象が発生しております。「マイクロソフトは Windows 7 および Windows 8.1 をお使いのユーザー様が、Windows 10 へのアップグレードをさらに簡単に行えるよう取り組んでいます。」とのことですが、ソフトウェアやハードウェア等の問題で現在のOSのまま使いたいユーザー様も多いと思います。しかし、このアップグレードは、ユーザーがキャンセルしない限り、勝手に実行されてしまいます。
そこで、このスケジュールによる「自動アップグレード」を避けるための方法を下記外部リンクよりご紹介します。
Microsoft Japan Windows Technology Support
(Microsoft Technet)外部リンク
コメットウェブでは、Windows10に関するサポートを行っております。よくわからない、自信がないなどお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
Windows 10情報
2015年7月29日からWindows 10へのアップグレードの提供が始まりました。
前バージョンのWindows 8/8.1があまりに評判が悪かったため新OS(基本ソフト)に期待している人も多いと思われます。実際、約1ケ月の間に世界中で7500万台以上の端末にインストールされたとMicrosoft社が発表しました。
なお、Windows 10は、2016年7月28日まで無償でアップグレードできます。
※Windows 7の場合、SP1まで、Windows 8/8.1の場合、Windows 8.1 Update1までアップデードが必要です。(Windows Update経由の場合)
Windows 10の特徴
最後のWindows サポート期間は永久 …etc
アップグレード方法
システム要件、エディション、…etc
Windows 10既知の情報
Windows 10の分かっている7つのポイント
Windows 10不具合情報
ソフトウェア、ハードウェアの分かっている不具合情報
その他注意事項
アップグレード後の更新プログラムの提供など
コメットウェブのご提案
Windows10アップグレードのお手伝い
Windows 10の特徴
Windows 10は、前バージョンのWindows 8/8.1でタッチ操作を基本にしたのに対して、マウス、キーボードをメインにし、またタッチ式の端末にも使いやすく設計されています。そのためWindows 7以前のユーザーにもWindows 8/8.1以降のユーザーにも使いやすいOS(基本ソフト)です。
Windows 10は、最後のWindowsとも言われています、その訳は、OS(基本ソフト)の買い替えが必要なくなるということにあります。つまり、今までのOS(基本ソフト)は、数年おきに一新されてきたのに対し、Windows 10は、数か月おきに無料で更新されるので、常に最新のOS(基本ソフト)が動いているという事になります。
それゆえにサポート期間というものはなく、まだ記憶に新しい「Windows XPのサポート終了」というようなことは発生しません。そのパソコンが動作している限り、半永久的に使えます。
Windows 10は、タブレットやスマートフォンでも動きます。アプリも共通なので同じ感覚で利用できます。また、、Xbox(ゲーム機)との連携もできます。
アップグレード方法
システム要件
お使いのWindows 7、または、Windows 8.1が最新の状態であることが必要です。Windows 7 Service Pack 1(
SP1)または、Windows 8.1 Updateが動作していることを確認してください。確認方法がわからない場合は、こちらを参考にしてください。
- メモリ:32 ビット版では 1 GB以上、64 ビット版では 2 GB以上
- ハードディスク空き容量:32 ビット版 OS では 16 GB以上、64 ビット版 OS では 20 GB以上
- グラフィックス:DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー)
- ディスプレイ解像度:800×600 以上
エディション別
お使いのWindowsによって、次のエディションのWindows 10にアップグレードされます。
Windows 7 | |
現在のエディション | アップグレード後のエディション |
Windows 7 Starter | Windows 10 Home |
Windows 7 Home Premium | |
Windows 7 Professional | Windows 10 Pro |
Windows 7 Ultimate |
Windows 8.1 | |
現在のエディション | アップグレード後のエディション |
Windows 8.1 | Windows 10 Home |
Windows 8.1 Pro | Windows 10 Pro |
Windows Phone 8.1 | Windows 10 Mobile |
Windows 10の既知の情報
Windows 7 Home Premium、Windows 7 Professional、Windows 7 Ultimate、Windows 8 / 8.1 with Media Center
※Windows Media Center が付いていなかったエディションでは、「Windows DVDプレイヤー」はインストールされず、別途購入する必要があります。
注: Windows DVD プレーヤーはアップグレード直後にはインストールされない場合があります。初回の Windows Update が正常に実行された後で、Windows DVD プレーヤーがインストールされます。Window ストアから Windows DVD プレーヤーを購入することができるのは、(i) 適格期間が過ぎた対象システム、(ii) 対象外のシステム、(iii) アップグレード後に Windows 10 がクリーン インストールされた対象システム (Windows Update で対象システムかどうか判別できないため) のいずれかの場合となります。
Windows 10の不具合情報等
- Adobe CS6(Photoshop CS6、Illustrator CS6、Dreamweaver CS6、Fireworks CS6)
- Microsoft社以外のブラウザ
- ・Google Chrome 動作していますが、再インストールしたほうがいいです。
- ・Mozilla Firefox 不具合があります。Firefox 40.x.x以上にバージョンアップが必要です。
- ・Lunascape 不具合があります。Lunascape Orion 6.10.0RC4にバージョンアップが必要です。
その他の注意事項
元のOSに戻す
Windows 10にアップグレードしたあと、何か問題があったときは、31日以内であればアップグレード前のWindows 8.1やWindows 7に戻すことができます。
ただし、データなどは保持されますが、Windows 10へのアップグレード後に追加した設定は失われます。つまり、元のWindows 8.1/7の設定に戻ります。また、アプリによっては、戻したあとに再インストールが必要になる場合もあります。元に戻す作業に失敗すると、最悪の場合はOSが起動不能になることもあります。
コメットウェブのご提案
株式会社コメットウェブでは、Windows10へのアップグレード作業を承ります。
バックアップ作業などのオプションも提供しておりますので、詳しくはお問い合わせください。
オプションサービス
- ・データバックアップサービス まさかの場合に備えて、ドキュメント、メールなどのバックアップを取り、DVD等で提供いたします。プログラムのバックアップはできません。
- ・HDDクローンサービス 現在のハードディスクの内容をそのまま別のハードディスクにコピーします。データーはもちろん、プログラムや、各設定も引き継ぎます。ハードディスクを換装するだけで、クローン化した時点に戻せます。
あとがき
Windows 10は全体的にはよくできている印象。Windows 7から大きく変わった印象はありませんが、目立ったバグはないし、不正終了も今のところ少ない。Windows 7の使い勝手の良さに、タブレットでも使えるモードを加えたという感じ。また、タスクビューなどの新機能を盛り込んでいます。あえて言えば、アプリが少ない。Officeなど実務的には問題ないが、スマホで使えるゲームなど、Windows10版はリリースされていないものが多く、タブレットでゲームをやりたいゲーマーには物足りないかもしれません。また、タブレットでは、アイコンが小さいのでタッチペンがあったほうがいい。
アップグレードの推奨時期は、ずばり、来年の春頃。この頃には、ある程度のバグフィックスなど改善されていると思われ、また、7月末に迎える無償アップグレード期限の駆け込み時期も避けられます。