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(公社)日本建築家協会北陸支部大会(福井)に参加しました。 大会テーマ:建築を通した国際交流
会場:福井県国際交流館
北陸支部大会に参加しました。
中国で活動する支部会員事務所の活動と建築家国広ジョージ氏の世界各地での活動について聴かせていただきました。中国で数年前に活動を始めた会員事務所は、国の情勢が変わったりで大変な毎日を送って来たが、ようやく実績が出来、今後の受注に光が見えて来たとの事でした。また人口14億を抱える中国は日本と同じ高齢化が進んでおり、最近は養老施設の依頼が増えているとのことでした。国広ジョージ氏は世界に幅広く活躍されてる方で、「愛、尊敬、信頼」をモットーに建築を通して社会貢献することの大切さを話されました。(内容として中国、ネパール、インドネシア等の活動) 元気な話を聴かせて貰ったとても良い一日でした。
春の陽気に誘われて富山県美術館へ行ってきました。
朝からとても良い天気に恵まれ、美術館には春休みで多くの子供達が特別企画展「デザインあ展」を見に来てました。建物の設計は建築家 内藤廣氏でとても個性的な設計をされる私の好きな建築家のお一人です。東面の大きな開口部から立山連峰が一望でき、とても美しく感動的でした。外部から見ても建物に透明度を持たせることで自然と人を中に誘う効果があるように思いました。とかく美術館となると閉じた閉鎖的なものが多く見られますが、東面に限らず要所に開口部を設けることで、外に開かれた空間を創り出している建物に思いました。2時間半くらいゆっくりと館内を回ってきました。
建築家 彦根アンドレア氏のオープンハウスを見学してきました。
設計は彦根建築設計事務所の彦根アンドレア氏です。
氏には数年前に協会で大変お世話になりました。度々オープンハウスの案内をいただいておりますが、今回、富山県高岡市と言うことで是非と思い見学に行ってきました。建物は12坪程度の小さな子供服のお店です。敷地は振興住宅地の一角になり真向いには保育園があります。建物は構造家、稲山正弘氏による「シザーストラス」で構成され、そのカマボコ曲線はとても可愛い印象的を受けました。内部はトラス現しでフレームの連続が狭い空間を広く感じさせてました。前後の大きな開口部にペアガラスを2重に入れ、屋根には断熱材を100ミリを入れましたとのことで、省エネ性もしっかり考慮された建物と思いました。我々普段使わない工法で、施工者の方々大変だったろうと思いますが、そのご尽力が十分に伝わってくる建物でした。見学させていただきどうもありがとうございました。
(公社)日本建築家協会北陸支部 富山地域会主催 「株式会社 能作」新社屋見学会に参加しました。
設計は(株)アーキビジョン広谷スタジオです。
数年前に、協会でご講演をいただいた能作氏の新社屋見学会と言うことで楽しみにして行ってきました。
小雨の降る中でしたが、高岡市オフィスパークに行くと一風変わったフンイキの建物が建っていました。曲線を描く外壁はえんじゅ色で、どことなく高岡の伝統産業の一つ鋳物を象徴しているように思いました。内部に入ると広いホールには木型が見れるようにしてあり、思わず近くに寄って見つめてしまいました。内部の鋳物場や仕上場など、とても丁寧に案内して頂きました。設計の広谷氏は、みんなの意見を取り入れながら完成させたことが結果的良かったと話しておられ、トイレサイン一つとっても花瓶のフォルムからデザインしましたとのことで、とてもこだわりを感じる建物を見させて頂きました。
能作さん始め、高岡の伝統産業、さらに頑張ってもらいたいと思いました。
近代建築社「近代建築」に掲載していただきました。
特集 北陸のダイナミクス-北陸の未来をどう描くか-
座談会 金沢工業大学教授 水野一郎氏、JIA福井地域会長 吉田修二郎氏、JIA石川地域会長 清水 純氏 JIA富山地域会長 大野博和、建築ジャーナリスト 中谷正人氏
北陸に新幹線が開業し、今後どう変わるのか。またどう変えていかねばならないのか。日頃から建築に携わる者同志が話す機会となりました。
人口が増えるのでは。一方でストロー現象で人口が減るのではないか。東海道新幹線開業からようやく50年、北陸に新幹線が来ました。これまで不便だったが、だからこそ地域の建築文化が今日まで残されたのではないか。
地方が持つ特色を確かなものにするため、これからもしっかりと建築を造っていきたいと思いました。
福井県丸岡町の丸岡城を見学してきました。
今まで近くに行っておりながら見ることがなく立ち寄ってみました。
天正3年(1975年)に織田信長が柴田勝家の甥、勝豊に築かせたものと書いてありました。内部に入ると当時の模型が置いてあり、今は埋められありませんが、当時、周囲に大きなお濠があったことが分かります。
天守閣からの眺めはとても良く、周囲を一望できるようになっており、戦国時代のことですから、敵からの攻めに対しよく造られているなあと感心ました。境内には「日本一短い手紙」ということで全国からの作品が展示してあり、とても楽しい内容の手紙が多く、ゆっくり読んで帰りました。
(公社)日本建築家協会北陸支部 富山地域会主催で「環境デザイン長岡バスツアー」を開催しました。
昨年、長岡造形大学の山下秀之先生に講演をお願いしたのがきっかけで先生から「長岡へ遊びに来ませんか、美味しい店もあるし」とのお誘いを受け開催しました。秋晴れで最高の天気にめぐまれ、JIAの石川、福井からも参加してもらいました。
最初の見学先は三条市川通どれみ保育園(山下秀之氏+長建設計事務所)で、先生に懇切丁寧な説明をいただき、時にはご苦労された話も聞かせていただき、先生の設計から完成まで気を抜かない話には強い意気込みを感じました。
その後昼食は築85年の廃校となった木造の小学校をレストランに改装した「「和島トゥール・モンド」で食事をとりました。
午後からは長岡造形大学の展示館(山下秀之氏+日本設計)と第3アトリエを見学しました。展示館は木造2階建ての小さな建物ですが、構造から意匠、素材までとても緻密に考えられた建物でした。第3アトリエは造形大としての建物のフンイキをとても感じさせるもので、全面に使われた菱型の窓がとても印象的でした。その後、長岡子育て駅千秋「てくてく」(山下秀之氏+長建設計事務所)を見学しました。子供達に夢を与えるような平面形状に丸、三角、四角を使った建物で、室内では子供達が元気に遊び回っていました。
最後の見学先、アオーレ長岡(熊研吾氏)は市の職員の方の案内で施設の説明をしてもらいました。
今回、先生の温かいおもてなしで、とても充実したツアーとなりました。どうもありがとうございました。